大分県商工労働部 産業集積推進室と大分県工業連合会主催で、「今年度第2回 ものづくり
大分産学交流会」を平成27年2月26日(木)に開催いたしました。
今回は、同時開催中の「大分ものづくり王国総合展」に併行して別府国際コンベンションセンターでの
開催を実施しました。
講演会におきましては、大分工業高等専門学校 機械工学科専攻の教授であります 薬師寺 輝敏氏、
同専攻の准教授であります 軽部 周氏を講師に迎え、「大分高専が研究・開発した新しい加工技術に
ついて」と題して講演をして頂きました。
本講演では、大分高専は昨年創立50周年を迎え、多くのものづくりを支える多くのエンジニアを送り出してきました。
また同校は教育ばかりでなく、産学官連携に寄与するような研究活動を行ってきており、その研究概要の紹介、開発
等について判りやすくご説明して頂きました。
また、特に両名には藥師寺氏より旋盤加工の最終工程において、専用の工具を用いて金属表面を摩擦し表面層に微細
結晶粒を創生することによって、製品の疲労強度を格段に向上させる技術について説明、合金鋼やチタン合金に適用した
事例を紹介、軽部氏より工具に振動を与えることで切削温度の低減・びびり振動の抑制を可能にする振動切削加工技術
について説明、これを歯車加工に応用した事例を紹介して頂きました。
講演会出席者は28名。 また、講演後の名刺交流会では数社の企業様との懇談をして頂きました。
ご参加を頂きました企業、関係機関の方々におきましては、大変ありがとうございました。
今後も定期的に興味の引く、産学官連携における趣向を凝らすテーマを検討していきながら、多くの方々
の参加を頂けるように検討してまいりたいと考えております。
今後ともご支援、ご協力のほどよろしくお願いします。